作業療法士になるのに2年制の学校はあるの?最短で資格取得をするメリットとデメリットまで徹底解説

  • URLをコピーしました!

実際に使用した商品をレビューしています。アフィリエイト広告リンクを含みます。

作業療法士って2年制の学校はないのかな?なるべく早く就職したいんだよね

最短で作業療法士になる方法を解説するよ

目次

【結論】作業療法士は2年で資格取得はできない

さきに結論をいうと作業療法士には2年間の修業期間ではなれません。

そのため、作業療法を学ぶ養成校に2年制はなく、3年制か4年制を選ぶ形になります。

作業療法士を免許取得するための条件

作業療法士は国家資格です。

そのため、作業療法士になるには厚生労働省が行う作業療法士国家試験に合格する必要があります。

その国家試験の受験資格の条件の1つに修業期間が定められています。

文部科学大臣が指定した学校又は都道府県知事が指定した作業療法士養成施設において、3年以上作業療法士として必要な知識及び技能を修得したもの

引用:作業療法士国家試験の施行|厚生労働省

読んでもらうとわかる通り、少なくとも3年以上かけて作業療法として必要な知識及び技能を習得する必要があります。

最短で取得を目指すには3年制の学校を選ぼう

作業療法の養成校の区分と修業年数はこのように分類されます。

作業療法になるための学校区分
  • 専門学校(3年制)
  • 専門学校(4年制)
  • 大学(4年制)
  • 専門職大学(4年制)

最短で作業療法士の資格取得を目指す方は3年制の専門学校を選ぶ必要があります。

最近は専門職大学が新設されたので簡単に紹介するよ

専門職大学とは

専門職大学とは、2017年に行われた学校教育法の改正で新設された職業大学のことです。専門職大学の修業年限は4年で卒業すると学士の学位を取得できます。

なんだかイメージが湧かないなあ

文部科学省のホームページにはこのように定義されています。

専門職大学は特定の職業のプロフェッショナルになるために必要な知識・理論、そして実践的なスキルの両方を身に付けることのできる大学です。教育課程は、講義だけでなく、学内・学外での実習が豊富に組まれています。卒業後は、即戦力の専門職として、そして現場の最前線に立つリーダーとして活躍が期待されます。

引用:専門職大学・専門職短期大学|文部科学省

作業療法士としての実践的な内容をより密度こく勉強することに向いている学校です。

大学だと専門科目以外に一般教養みたいな授業をいくつか受けます。

大学だと作業療法と直接関係ないことも学ぶよ

大学時代に受けた一般科目の授業例
  • 第二外国語(ドイツ語)
  • 歴史学
  • 情報処理入門など

ぼくは大学時代にこんな授業を受けた記憶があります。

専門職大学では大学で学ぶような一般科目はなく、その分作業療法士の専門分野に関わる授業を重点的に4年間で学んでいきます。

作業療法士の養成校一覧

作業療法士の養成校は全国で208校ありますが、3年制の学校は70校です。4年制の学校のほうが割合は高いようです。

作業療法士の養成校一覧は一般社団法人日本作業療法士協会のホームページに分かりやすくまとめられています。

まずは家の近くにどんな学校があるのか見てみましょう。

夜開開講なら働きながら作業療法士を目指せるね

3年制と4年制の違い

ここからは3年制と4年制の学校で学生生活や就職後の待遇面で違いがあるのか解説します。

ぼく自身は4年制の大学を卒業していますが、就職先では3年制の学校を卒業した方と一緒に働いています。3年制の養成校がどんな雰囲気だったかなど聞いた話や4年制と「ここは違うなあ」と感じた内容をまとめていきます。

収入・待遇

ぼくは5ヶ所(非常勤含む)ほどの職場で勤務した経験があります。

その5/5、つまりすべての職場で3年制と4年制で待遇に違いはありませんでした。

全国的にみても3年制と4年制で作業療法の待遇に開きをつけている施設はほぼないと思います。

ただし、年齢給を採用している職場だと3年制で卒業すると給料が若干低くなることはあります。

とはいっても4年制と比べて収入に大きな差が出ることは皆無なのでその点は心配いりません。

年齢給とはその人の能力とは関係なく、年齢で決定する給与体系のこと

学校生活

3年制と4年制では学校生活に大きな違いがあります。

作業療法になるには必修科目といって必ず履修しないとけない授業科目がたくさんあります。

3年制の学校だとこのカリキュラムを全てこなし、実習もクリアしないといけません。

4年制の学校と比べると、当然ながら時間的余裕はありません。

ゆとりを持って勉強したり、勉強以外のこともとことん楽しみたいという方にとっては3年制の学校は少し窮屈になる可能性はあります。

とはいえ、3年制の学校でも授業以外のイベントが行うところが多いです。

学校のイベント例
  • 球技大会
  • 学校祭
  • サークル活動
  • 地域との交流活動
  • ボランティア活動など

各養成校で内容は異なりますので、気になる場合は直接確認してみましょう。

作業療法士の今後もみすえておこう

理学療法士・作業療法士は年々数が増えていて今後は供給数が需要数を大きく上回ることが予測されます。

せっかく資格を取得しても食いっぱぐれたら元も子もありません。

そのため、今後の作業療法士の市場動向をきちんと把握しておくことはとても大切です。詳しくは下の記事で解説しているので、そちらを参考にしてください。

作業療法士の養成校に2年制はない

作業療法士の国家試験を受験する要件に「少なくとも3年以上かけて専門知識の習得をする」ということが定められています。

そのため、作業療法を学ぶことができる養成校の中で2年制の学校はありません。

作業療法士になるためには3年制か4年制の学校を選ぶ必要があります。

最短で作業療法士になって働きたいという方は3年制の学校を選ぶようにしましょう。

3年制の作業療法養成校では早く資格取得することができる反面、授業カリキュラムがつめつめになるので大学に比べると慌ただしい学生生活になります。

今回の話を参考にして自分に合った作業療法士の学校を選ぶようにましょう。

無料で高額求人のぞいてみませんか?

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次