【重要】理学療法士&作業療法士に必要なクリニカルリーズニングとは?おすすめ文献(PDF有)を紹介

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目次

クリニカルリーズニングとは

クリニカルリーズニング(臨床推論)とは、仮説に基づき適切な検査法を選択して対象者にもっとも適した介入を決定していく一連の心理過程を指す。

引用:脳卒中理学療法におけるClinical reasoning(臨床推論)について|理学療法学

クリニカルリーズニングは1983年にRogersが作業療法に導入した概念です。

クリニカルリーズニングだけの専用講習会が2日間に渡って開催されることもあるくらいです。

それくらい奥が深く、学ぶことが多いのがクリニカルリーズニングといえます。

クリニカルリーズニングは運動器など特定の領域で利用されるものではなく、全ての理学療法士が必ず知っておくべき概念です。

ここでクリニカルリーズニングのすべてを語ることは当然できないので

着目ポイント
  • クリニカルリーズニングの概要
  • クリニカルリーズニングのメリット
  • 初心者向け!おすすめ文献

この3つに着目して紹介していきます。

特に、この記事を読んでクリニカルリーズニングに興味を持った方は記事末尾のおすすめ文献から読んでみてください。

クリニカルリーズニングのおすすめ文献紹介を先に読む

クリニカルリーズニングの概要

まずクリニカルリーズニングの概要をつかもう

クリニカルリーズニングの思考過程

引用:スポーツ理学療法におけるクリニカルリーズニング

クリニカルリーズニングでは上図のように様々な角度からの思考が連動して繰り広げられます。

特に大事なのが再評価です。自分の仮説検証の判定を行い、次回以降の意思決定に反映していきます。

仮説検証した結果が正しくても間違っていたとしても、それは自分の新しい知識などになり蓄えられていきます。

いわゆるこのトライ&エラーを日々絶え間なく行うことで少しづつ自分の思考回路が磨かれていきます。

そうすることで理学療法の効率化やサービスの質向上につながっていきます。

クリニカルリーズニングの種類

クリニカルリーズニングは4つに細分化されるよ

1.科学的リーズニング

機能不全などの本質を重視し、聞題の共通点を明 らかにし、その要素を評価し、最適な介入方法を示すことを目指す推論の ことです。

2.叙述的リーズニング

対象者にとって意味のある介入目標が何なのか?ということをセラピストではなく対象者視点にたって語りから推論することです。

3.実際的リーズニング

理学療法・作業療法の実施に影響を与える現実的な問題を考慮することです。具体的には保険点数・治療 期間・対象者の社 会資源、治療施設の環境などです。理学療法・作業療法の介入するうえで生じる影響(問題)を考慮してサービス提供をしようとするときに行う推論になります。

4.倫理的リーズニング

理学療法・作業療法介入によるリスクの管理や介入プログラムの優先順位を検討するときの推論のことです。また、セラピストと対象者との間に生じるゴール設定の相違をどのように埋めていくかなど道徳的条件に関する推論も含まれます。

クリニカルリーズニングが理学療法・作業療法に与える3つのメリット

クリニカルリーズニングを学ぶとどういうメリットがあるか実体験ベースで紹介するよ

臨床能力がUPする

クリニカルリーズニングは理学療法テクニックではなく、介入するうえでの一連の思考法です。

そのため、クリニカルリーズニングを学んだことで一朝一夕で自分のスキルが高まるということはありません。

しかし、クリニカルリーズニングを意識して日々の臨床業務に取り組むこと出少しずつ自分の思考回路が洗練されていきます。

最初はうまくいかなくても、繰り返しトレーニングすることで長期的に見ると臨床能力向上につながってきます。

特にうまく難渋しそうなケースに直面したときに機械的に臨床をこなしているセラピストはすぐに行き詰まってしまいますが、クリニカルリーズニングのトレーニングを積んでいる人は自分の引き出しが色んな情報や経験知を引っ張り出して状況を打開することができます。

このように、どんな患者さんに対しても対応できるようになるのがクリニカルリーズニングの大きなメリットです。

臨床が楽しくなる

2つ目は理学療法・作業療法が楽しくなるということです。

クリニカルリーズニングでは思考してよりよいサービスを提供するにはどうすればいいかを反芻します。

そのため、自分が考えた思考過程や実行した行動がうまくいったときにはとても気持ちがいいものです。

自分なりに深く思考しているからこそ、自身の成果を感じとりやすく、またとてもうれしいものです。

こういった成功体験を重ねることで気がつけば理学療法・作業療法の臨床がとても楽しくなっていきます。

PDCAを回すクセがつく

クリニカルリーズニングはいわばPDCAをたえずグルングルン回し続けるようなものです。

そのため、クリニカルリーズニングが習慣化すると、理学療法以外業務(書類作成・雑務等)の効率化を図ることができるようになります。これは意識的というよりは無意識にPDCAが回されて最適行動が自然に選択されていく感じです。

僕の場合、もともとは書類作成が苦手でためこんでしまい、終礼後に時間をかけて記入していました。しかし、PDCAを回すようになると業務時間のちょっとした時間にかける事項だけを記入する、問診しながら最低限記入するなど業務が最適化されて業務処理速度が大幅に改善したと感じています。

これは、漫然と同じ業務を機械的にこなすのではなく、PDCAを回すことによって徐々に行動が最適化されていったのだと思います。

このPDCAを回すくせをつけるにはクリニカルリーズニングの採用がおすすめです。

クリニカルリーズニングのおすすめ文献

初学者向けのクリニカルリーズニングの文献を紹介するよ

初心者はまずこれ!!厳選3本

まずはこの3本に目を通せばOK!!

初学者向け文献

  • 作業療法におけるクリニカルリーズニング概念の活用に関する文献的研究
    クリニカルリーズニングの歴史と変遷から現在の姿まで書かれています。前述したクリニカルリーズニング4つの種類についても解説してあります。
  • スポーツ理学療法におけるクリニカルリーズニング
    タイトルに「スポーツ」とついていますが、クリニカルリーズニングを学ぶ人が目を通しておきたい1編です。著者は「クリニカルリーズニングの全て」という著書を出版されている亀尾先生です。クリニカルリーズニングの概論が体系的にまとめられています
  • 理学療法診断に基づく臨床推論の可能性
    この文献はクリニカルリーズニングの基本・概念というよりも理学療法診断に深堀りして解説してあります。理学療法診断とは対象者の身体機能・運動機能における異常状態を把握し、理学療法介入における有用な情報を得るためのプロセスです。ぜひ一読してほしい内容です。
  • 理学療法士介入の実践例

    理論ばかりでイメージがわかないよ

    クリニカルリーズニングの実践例を紹介している文献もあるよ

    ベテラン理学療法士・作業療法士が頭の中でどのように思考して臨床しているかをまとめてある文献を5つ紹介します。

    どれも参考になるのでぜひチェックしてみてください。

    クリニカルリーズニングを学んで臨床能力を高めよう

    クリニカルリーズニングは理学療法士・作業療法士に必須の思考過程です。

    クリニカルリーズニングを利用することで臨床能力がUPするだけでなく、仕事が楽しくなります。

    クリニカルリーズニングを学んだことがないという方はこの記事で紹介した初学者向けの文献から目を通してみてください。

    クリニカルリーズニングは一朝一夕で習得できるテクニックではありません、その概論や思考過程の流れをまず理解して少しずつ日々の臨床業務で実践してみてください。

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