理学療法士は勝ち組or負け組?将来性を踏まえて10年目PTが徹底解説

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他の職業と比べて理学療法士が勝ち組なのか気になりますよね?今回は理学療法士が勝ち組といえるのか年収・職務・将来性の3つの視点から考えをまとめてみたいと思います。

目次

理学療法士は勝ち組か負け組か?

他職業と比較して理学療法士が勝ち組か負け組なのか考えてみましょう。

給料

まずは給料面についてです。

国税庁の民間給与実態統計調査などを参考に職業別の年収ベスト100を作成しました。

順位職業年収
1位パイロット1695万円
2位医者1169万円
3位大学教授1101万円
4位大学准教授872万円
5位ライター792万円
6位不動産鑑定士755万円
7位弁護士729万円
8位大学講師719万円
9位高校教員709万円
10位一級建築士703万円
11位公認会計士684万円
12位研究者681万円
13位技術士667万円
14位電車運転士619万円
15位掘削工617万円
16位電車車掌572万円
17位獣医師572万円
18位歯科医師570万円
19位エンジニア569万円
20位薬剤師562万円
21位港湾荷役作業員533万円
22位発電工518万円
23位圧延伸張工518万円
24位自動車営業514万円
25位クレーン運転工510万円
26位自動車組立工507万円
27位旅客掛505万円
28位専門学校教員504万円
29位放射線技師502万円
30位CA496万円
31位化学分析員495万円
32位製鉄工491万円
33位非鉄金属精錬工490万円
34位機械修理工489万円
35位社会保険労務士486万円
36位看護師483万円
37位型鍛造工483万円
38位機械製図工480万円
39位一般化学工476万円
40位電気工472万円
41位測量技術者469万円
42位配管工467万円
43位営業用バス運転者466万円
44位家庭用品外交販売員465万円
45位臨床検査技師461万円
46位鉄鋼熱処理工457万円
47位大型貨物運転者456万円
48位鋳物工454万円
49位旋盤工451万円
50位鉄筋工445万円

50位以内には入ってないんだ

順位職業年収
51位鉄工444万円
52位ガラス製品工441万円
53位自動車整備工441万円
54位半導体製造工439万円
55位玉掛け作業員438万円
56位溶接工437万円
57位印刷工434万円
58位化繊紡糸工433万円
59位デザイナー433万円
60位機械組立工433万円
61位建築塗装工430万円
62位フライス盤工429万円
63位プログラマー426万円
64位製紙工424万円
65位板金工422万円
66位建設機械運転工421万円
67位電気めっき工420万円
68位貨物自動車運転者419万円
69位陶磁器工418万円
70位重電機器組立工417万円
71位大工415万円
72位プロセス製版工410万円
73位理学療法士・作業療法士410万円
74位自家用貨物運転者407万円
75位機械検査工406万円
76位保険営業405万円
77位准看護師403万円
78位金属プレス工400万円
79位合成樹脂製品工397万円
80位塾・予備校講師394万円
81位ケアマネージャー393万円
82位とび職393万円
83位土工393万円
84位仕上工393万円
85位型枠大工388万円
86位左官387万円
87位歯科技工士385万円
88位研磨工385万円
89位紙器工382万円
90位ボイラー工382万円
91位電子計算機オペレーター381万円
92位歯科衛生士370万円
93位幼稚園教諭367万円
94位保育士363万円
95位金属検査工363万円
96位はつり工361万円
97位建具製造工361万円
98位タクシー運転手358万円
99位栄養士357万円
100位介護職員347万円

職業別100位中73位という結果でした。

年収をみると、理学療法士は勝ち組とはいえません。むしろ、負け組といってもおかしくありません。

世の中の一流企業の中にはこのような高額年収を叩き出している企業もあります。

順位企業年収
1M&Aパートナーズ2575万円
2GCAサヴィアン1951万円
3TBS1595万円
4ヒューリック1470万円
5三菱商事1458万円
6日本テレビ1439万円
7ファナック1412万円
8伊藤忠商事1409万円
9東京海上1392万円
10スクエニ1386万円
11テレビ東京1364万円
12テレビ朝日1362万円
13フジテレビ1344万円
14三井物産1332万円
15毎日放送1327万円
16日本M&Aセンター1325万円
17住友商事1272万円
18丸紅1256万円
19電通1250万円
20バンダイナムコ1248万円
引用:平均年収.jp

名だたる一流企業が多いですが、他職種の中にはこのような高収入を得ている人がたくさんいます。

以前、高校時代の友達と飲みにいったときの話です。

その友達はWebデザイン系で働いているのですが、年収の話になり、30代で年収1,000万円を越えていました。

ぼくは恥ずかしながら理学療法士の年収をいいましたが、そのとき彼は言葉が出ずに苦笑いをしていました。

理学療法士業界だと年収350万円〜400万円が普通のように錯覚しますが、同世代で他職業の人の年収を聞くとあまりの差に愕然とします。


今回紹介した高収入企業の20位にランクインしているバンダイナムコで年収1248万円です。

理学療法士の平均年収410万円と比べると約3倍もの差があります。

このように他職業と比較すると理学療法士の年収は薄給です。

しかも、医療費増大が問題視されている昨今、こんご理学療法士の報酬である診療報酬はどんどん減っていくことが既定路線でし。

年収でみると、理学療法士は負け組確定です。

仕事のハードさ

他の仕事と比べて理学療法士の業務はハードなのかを考えてみましょう。

成果主義ではない

フリーランス以外の理学療法士は歩合給ではなく、固定給という方がほとんどです。

固定給だと明確な成果を出さなくても、出勤さえすれば固定給として毎月安定した給与を受け取ることができます。

一方、さきほど紹介した高額年収を叩き出している企業には成果主義を採用していることが多いです。

中にはフルコミットといって成果(数字)を出さないと給料をもらえないという仕事も存在します。

高年収の仕事というのは医師や弁護士のように資格取得が超難易度が高いか、成果主義を求められることが多いです。

理学療法士はそれに比べると資格取得の難易度が下がり、成果主義を要求されることもありません。

高年収で有名なバークレイズの元社員さんが仕事の様子を暴露しています。見てもらうと分かりますが、毎日心をすり減らして仕事に向き合っているのがよくわかります。

この動画を見ると、理学療法士は精神的負担が少ない職業だと感じるはずです。

引用:年収チャンネル

夜勤がない

また、理学療法士には基本的に夜勤もありません。そのため、生活が不規則になって体調を崩す心配もありません。

さらに、毎日残業で帰りが22時,23時になることもありません。

中には毎日過酷な労働環境で仕事をされている方もいます。

下の動画は毎日24時くらいまで仕事をされている方のルーティン動画です。これを見ると理学療法士の仕事は守られているとつくづく感じます。

https://www.youtube.com/watch?v=yIYsMUQufo0&t=242s
引用:社畜so sweetチャンネル


このように理学療法士は仕事のハードさを考えると恵まれていて勝ち組といえるかもしれません。

将来性

仮に高待遇で労働環境も良好だとしても、自分が仕事をリタイヤするときに理学療法士という仕事がなくなっていたら困りますよね。

ということで次は理学療法士の将来性について考えてみたいと思います。

理学療法士の需要と供給

引用:理学療法士・作業療法士の需給推計について|厚生労働省

上のグラフは理学療法士の数(供給数)と就職先(需要数)の推移を予想したものです。

見てもらうとわかる通り、今後は理学療法士の数が増えて就職先の数をはるかに越えていくことになります。

2040年には理学療法士の供給数が需要数の1.5倍にもなるといわれています。

理学療法士は今後就職や転職に困る時代がもう近くまで迫ってきているといえるでしょう。

AIに仕事が代替

昨今のAI普及により、今まで人間がしていた仕事がなくなっていくといわれています。

例えば、自動運転が現実化すればタクシー運転手や車掌の仕事はAIに置き換わると予測されています。この他にも銀行窓口係や経理事務などもAIに代替可能であるといわれています。

AIに代替可能であると判断されると、企業側としては人件費を大幅カットできるので一気にAI代替が進んでいくと思います。

理学療法士は大丈夫なの?

「AIによる仕事代替」は社会情勢を大きく変えるテーマなので多くの人が見解や職業別予測などをされています。

その中で、基本的に人とコミュニケーションを図る必要がある仕事はAIでの仕事代替は難しいといわれています。

理学療法士も代替不可能の職業として位置付けられています。

今から20年後までにAIに仕事代替することが可能な職種一覧については下の記事でまとめているのでそちらもぜひ参考にしてください。

理学療法士は供給過多だが仕事はなくならない?

ここまでをまとめましょう。

理学療法士は勝ち組or負け組??
  • 給料は低い
  • 仕事はそこまでハードではない
  • 今後就職・転職難になる
  • 今後仕事がなくなることはない
    →ゆるく最低限の暮らしをするならいいが、年収は圧倒的負け組

理学療法士の1番のネックは給料面です。

今後、理学療法士が待遇が改善することはほぼありえません。そのため、勝ち組を給料面で測る人にとっては理学療法士は負け組確定です。

これは揺るぎのない事実です。

理学療法士が負け組が脱出するためには現職の固定給に頼っていてはいけません。

この後理学療法士が年収面で勝ち組に入り込む方法を紹介しますので、興味ある方は参考にしてください。

理学療法士の専門性は勝ち組要素

理学療法士は人間の身体状態を評価し、その結果を統合と解釈してまとめ、最善のアプローチを提案・展開する専門的スキルをもっています。

みなさんありまい気づいていないと思いますが、実はこの専門スキルはとても素晴らしいものです。

例えば、みなさん理学療法士は当たり前のように筋肉をストレッチする方法などを知っていますよね?

でも、これって一般の人からしたら目からウロコの情報だったりするわけです。

そういった理学療法士にとっては当たり前になっている「専門スキル」を生かせば勝ち組の仲間入りすることも可能です。

ポイントは勤め先に頼らずに自分で収入の柱を作り出すということです。

この創造力が勝ち組を目指す理学療法士には必須です。

理学療法士が勝ち組の仲間入りする方法

具体的に理学療法士がどうやって勝ち組の仲間入りするのか2つの方法を紹介します。

専門性を活かした副業をする

1つめは理学療法士の専門性を活かした副業をするということです。

僕の場合はスポーツトレーナーをしているので、その専門知識であるストレッチ方法やトレーニング方法について情報発信をしているブログを運営しています。ブログでの収益は波がありますが、よくて月10万円程度稼ぐことができています。

ブログの収益報告は下の記事でしているので、興味ある方はそちらをご覧ください。

理学療法士の専門性を活かした副業はブログによる情報発信だけではありません。

むしろ、ブログは収益が安定するまでにかなりの時間と労力を要します。

ぼく自身、ブログで月1万円の収益を得るまでに12ヶ月かかりました。その間は無収入で記事を書き続けました。

しかも、記事を書き続けたら収益が必ず発生するとは限りません。メンタル的にもかなりしんどいので個人的にはおすすめしません。

個人的におすすめなのがパーソナルトレーナーです。理学療法士の専門性を活かしてお金を得ることができ、しかも人に喜んでもらえるのでやりがいもあります。

しかし、パーソナルトレーニングのデメリットはライバルが多く、いかに自分の優位性や独自性をアピールできるのか鍵になるという点です。

自分がどんな価値提供できるのか

競合他社と比べて自分の強みは何なのか

こんなことを自分で宣伝しないとお客さんはついてきません。

少しずつ勉強しながら始めながらやっていていもいいのですが、なるべく早く副収入を得たいという方におすすめなのが

専門性にこだらわず、趣味や得意なことをお金にかえる

ということです。

どういうことか詳しく解説していきます。

転職する

自力で服収入を生み出す自信がない・・・

自分を売り込んでパーソナルトレーニングをしたり、特別得意なことがないという方はなるべく早く転職して今よりも年収が高い職場に移籍しましょう。

さきほど話したように現在、年間10,000人ほどの理学療法士が誕生しています。それに対して理学療法士の就職先が10,000箇所増えることはありえません。つまり、のちのち転職しようと思っても年々その枠は埋まっていきます。

もし、現職の待遇に不満があり、職場環境にも大きな思い入れがあるわけでなければ、今のうちに職場変更を狙うことをおすすめします。

職場変更にうまくいけば、数年後には管理職につくことができて年収の大幅アップも期待できます。

管理職につけなくても今よりも高年収の職場は意外にたくさん転がっています。

とはいえ、いきなり転職に対するアクションを起こすのは気が引けますよね。

そんなときにおすすめなのが理学療法士専門の転職サービスです。

ぼく自身、4回理学療法士の転職経験がありますが、そのうち最後の1回はこのサービスを利用して年収アップを勝ち取りました。

理学療法士専門の転職サービスのメリットは3つあります。

理学療法士専門の転職サービスのメリット
  • 理学療法士の登録・利用が無料
  • 高収入求人がたくさんある
  • 職場にバレず転職活動できる

登録・利用が完全無料

転職サービスの登録と利用が無料というと怪しく感じるかと思いますが、心配はいりません。

そのカラクリは下の図を見てもらうとわかります。

転職サービス会社は転職が決定したときに求人依頼をした施設から成功報酬をもらいます。

理学療法士からお金をもらわなくても転職サービス会社はビジネスとして成り立つわけです。

そのため、私たち理学療法士はお金の心配をすることなく、気軽な気持ちでサービス利用することができます。

高収入求人がたくさんある

理学療法士の求人というとハローワーク・インディードなどの求人会社が思い浮かぶと思います。

しかし、施設側はこのような媒体には無料で求人掲載ができ、雇用が決まってもお金を一銭を払うことがありません。

こういった施設は雇用するときに面接等で最低限の人選はありますが、そこまで人材確保に力を入れているわけではありません。

悪い言い方をすれば「人員確保できればだれでもいい」といったイメージです。

一方、理学療法士専門の求人サービスに求人依頼をしている施設は人材探しに費用をかけているので、本気度が違います。

そのため、ハローワークには全くないような高待遇の求人がたくさん掲載されています。

ぼくもハローワークを使っていましたが、こんなに待遇が違うのかと驚きました。

高収入を得たいという人は理学療法士専用の転職サービスを利用してみましょう。

理学療法士転職サービスの一覧をまとめておいたので、サクサク登録してひまなときにスマホでポチポチ求人をチェックしてましょう。

注意点

自分の希望にマッチした求人がどの転職サービスに掲載されるかわかりません。千載一遇のチャンスを逃さないためにも全部登録しておきましょう。どのサイトも登録自体は3分程度で簡単にできます。

国内理学療法士専門の転職サービス一覧
  • PTOTSTワーカー
  • リハビリのお仕事
  • PTOTキャリアナビ
  • PTOT人材バンク
  • マイナビコメディカル

ノーリスクで転職活動できる

さきほど説明したように理学療法士の転職サービスは無料で利用できます。

そのため、費用をかけずに希望に合った高収入求人を探すことができます。

まずは現状把握するだけでもいいので転職サービスを利用することをおすすめします。

現職に退職希望をいい出す必要は全くありません。まずは、どんな高収入求人があるかをチェックしてみましょう。

現状を打破して理学療法士勝ち組に入ろう

理学療法士は収入面と今後の見通しを考えると勝ち組とはいえません。

今の状況を打破して勝ち組に入り込むには新たな収入の柱を自分で作りだす必要があります。

もし、自分でアクションを起こしてパーソナルトレーナーやブログなどで専門性を活かして収入を立てることが難しければ、自分の現在の待遇よりも好条件がないかまずはチェックしてみましょう。

意外にも理学療法士でも高求人が転がっていたります。

まずは自分ができることからはじめてみてはいかがでしょうか。

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