【徹底比較】デイサービス勤務の理学療法士って楽?4回の多職域転職した10年戦士PTが解説

この記事のまとめ

人間関係や職場の雰囲気になじめずに悩んで職場を変えたいと考えている理学療法士は多いと思います。そんな方の中には心機一転デイサービスへの転職を検討している人もいるのではないでしょうか?この記事ではデイサービス勤務の経験があるぼくが理学療法士の他職場と比較してデイサービス勤務は楽なのかを客観的目線で解説しています。

デイサービス勤務ってどんな感じなんだろ?

理学療法士の他職域との違いを比較しながら解説するよ

理学療法士がデイサービスで勤務すると激務なのか?それとも比較的楽な職場なのかを解説していきます。

目次

この記事の信頼性

はじめにぼくの職歴を簡単に紹介します。

ぼくの理学療法士職歴
  • 急性期病院
  • クリニック(非常勤)
  • 療養型デイサービス
  • 機能特化型デイサービス(立ち上げ)
  • 整形外科クリニック

ご覧の通り、ぼくはこれまでに理学療法士として5つの職場を経験しています。

その中でデイサービス2回の勤務経験があります。

デイサービスと他職域の両方の実務経験があるぼくなので、ある程度の信頼性は担保されていると思います。

【結論】理学療法士のデイサービス勤務は楽

先に結論をいいます。

デイサービスが理学療法士として勤務すると楽です。

ぼくがこれまでに働いてきた急性期系・個人クリニックと比較すると激務ではありません。

デイサービスでは肉体的・精神的にも落ち着いた雰囲気で仕事に取り組みやすいと思います。

その理由をこれから詳しく解説していきます。

注意点

あくまでぼくがこれまでにデイサービスと他職域を働いた経験に基づく見解です。全てのデイサービスに当てはまるわけではないことをご承知いただいてお読みいただくようお願いします。

理学療法士のデイサービス勤務が楽な理由5選

デイサービスが楽な理由5選
  1. 残業がほぼない
  2. 書類整理の時間を確保しやすい
  3. 結果を強く求められない
  4. 強制的な勉強会がない
  5. 意識高い系の雰囲気がない

この5つがデイサービス勤務が楽だと思う理由です。

1.残業がほぼない

デイサービスの利用者様は大体4時過ぎには施設を出発して自宅まで送り届けます。

それ以降にリハビリ業務をすることはありません。

そのため、クリニックのように夕方から外来対応に追われて業務終了が定時を大幅に超えることはありません。

例えば、ぼくの前職では外来対応で1番遅くなった時は22時というときがありました。

それ以外にも20時〜21時くらいまでリハビリ業務をしているのはザラにありました。

それに比べて時間的制約が少ないという点でデイサービス勤務は楽だといえるでしょう。

2.書類整理の時間を確保しやすい

外来クリニックだと1日20人弱のリハビリ対応をすることがあります。

こうなると時間的に結構カツカツです。

そのため、業務時間内で書類業務を全て終えるのが難しくなり、業務が終了して落ち着いてから書類作成に取りかかるということもよくあります。

一方、デイサービスだと施設によってリハビリの提供スタイルが全く異なるのですが、それでも1日で20人もマンツーマンリハビリをすることはありません。

そのため、業務のちょっとしたスキマ時間に書類業務をこなすことができます。

業務がたまりにくいという点でもデイサービス勤務は楽だといえます。

3.結果を強く求められない

デイサービスの施設を利用する目的は機能改善・回復が全てではありません。

中には社会的交流を楽しみにして出かけられる利用者様もたくさんいます。

そのため、なかにはリハビリの質や結果(機能改善など)を強く求めない方も多いです。

「楽しく友達とお話ができればいい」

こういった感じです。

これはこれでデイサービスの社会的交流の場としての重要な役割ですが、理学療法士として結果を強く求められない傾向が強いです。

結果主義の施設だとリハビリが難渋していると、ドクターから問い詰められることもありますが、デイサービスではそういったことはほとんどありません。

ただし、もし今後、デイサービスとしてみなさんが勤務することになったら、理学療法士としての専門性を存分に発揮して責務を全うするようにしましょう。

4.強制的な勉強会がない

職場にもよりますが、傾向としてデイサービスに強制的な勉強会はないことが多いです。

デイサービスには主婦や家庭を持つスタッフが多いです。

そのため、定時即ダッシュで保育園の迎えや夕食の準備で買い物に行かれる方がとても多いです。

必然的に業務以外の時間を拘束する勉強会は開催されないことが多いです。

勉強会が盛んな施設だと業務後や始業前に半強制的な勉強会が開催されているケースがあります。

中には持ち回りで資料作成してプレゼンするような職場も存在します。

そういった職場が少ないという点でデイサービスは楽だと思います。

5.意識高い系の雰囲気がない

最後です。

デイサービスの職場の雰囲気は落ち着いててまったりしている所が多いです。

いわゆる理学療法士の「意識高い系」で研修会・勉強会にどんどん参加しよう!という空気感は感じません。

こういう空気感で好きな人にはいいですが、落ち着いて自分のペースで仕事をしたい人にとってはかなり辛いはずです。

心理的圧迫感やプレッシャーを感じにくい点もデイサービスが楽だといえる1つの要因です。

デイサービス勤務の大変なところ3選

デイサービスの大変なところ3選
  1. 送迎時間が長い
  2. 必要書類が多い
  3. 管理者は大変

デイサービス勤務が楽とはいえ、仕事なので当然大変な部分もあります。

今回はデイサービス勤務で大変だと思う点を3つ紹介します。

1.送迎時間が長い

デイサービスに勤務すると利用者様をご自宅に送迎する業務があります。

デイサービスによっては専用の運転手さんを雇っていて理学療法士が運転する機会がない職場もあります。

しかし、ほとんどの職場が送迎業務をやることになります。

新規の利用者様が入ったときは道を覚えないといけませんし、効率よく送迎するために運転ルートも適宜修正しないといけません。

運転が苦手な人にとってはストレスに感じるでしょうし、毎日長時間運転するのは地味に大変です。

デイサービスに勤務するときは運転業務があるか必ず確認するようにしましょう。

2.必要書類が多い

デイサービスに限らず介護保険を使ったサービスは必要書類が多いです。

市役所が定期的に書類が残されているかチェックしにくるので、丁寧に作成して保管しておかないといけません。

3.管理者は大変

デイサービスの管理者になると業務量が増えて結構大変です。

ぼくも前職でデイサービス管理者として働いていましたが、リハビリ業務以外の仕事に四苦八苦しました。

デイサービス管理者の大変な業務
  • 市役所・ケアマネ・利用者家族等とのやりとり
  • 施設の広報・宣伝活動
  • トラブル対応など

もはやリハビリ業務は一部分にすぎません。

対外的にやることがとても多いです。デイサービスを管轄する市役所とのやりとりやケアマネージャーさんに利用者様の状況報告など施設外に出ることも増えます。

また、利用者様を増やすために施設のいいところをアピールするための宣伝活動も求められます。

さらに、なにか施設内でトラブルが起きたときは率先して問題解決に取り組まないといけません。

このように、デイサービス管理者になると、大変なことが多いです。

そのぶん、デイサービス管理者の給料は理学療法士の平均値よりも高く設定されていることが多いです。

リーダーシップを発揮して仕事に取り組んでその分の給料をもらいたいという方にはおすすめです。


ぼく自身、デイサービス管理者をしているときの年収は理学療法士の平均年収410万円を超えていました。

詳しくは下記事でまとめているので、興味ある方はご覧ください。

こんな理学療法士にはデイサービスがおすすめ

デイサービスが合うのはこんなPT
  1. 仕事とプライベートを両立させたい
  2. 定時で帰りたい
  3. まったり働きたい

どんな理学療法士がデイサービスに向いているか紹介するよ

仕事とプライベートを両立させたい

デイサービスは定時上がりの所が多いです。

そのため、主婦やお子さんが小さい方、定時で帰ってプライベートも充実させたいという方におすすめです。

高齢者と関わりたい

デイサービスでは高齢者とコミュニケーションを図る機会が多いです。

高齢者との関わりが好きという方にデイサービス勤務が向いています。

まったり働きたい

デイサービスではバタバタしている感じはありません。

1単位×20人をぐるぐると慌ただしく回す外来クリニックや院内を歩き回る急性期系の施設が合わないという方にデイサービスはおすすめです。

デイサービスでPTは重宝される

デイサービスの求人票には「理学療法士」ではなく、「機能訓練指導員」として募集がかかっていることが多いです。

最近はリハビリに力を入れているデイサービスが非常に増えています。

もともと、理学療法士のような専門職がいなくて機能改善に苦慮している施設が多く、理学療法士は重宝される傾向にあります。

理学療法士がデイサービスで配置されて定期的に運動介入することで運動機能の維持に貢献できるということも研究により証明されてます。

PTOT群は対照群に比べ歩行速度が維持されていたことを示しており、PT・OT配置による適切な歩行補助具の選択・助言等が歩行機能低下の抑制につながった一要因であることが示唆された。

引用:通所介護サービスにおける理学療法士・作業療法士の配置が12ヶ月後の歩行機能に及ぼす影響|日本老年医学会雑誌

PTOT 群は対照群に比べ歩行速度が維持されてい
たことを示しており,PT・OT 配置による適切な歩行
補助具の選択・助言等が歩行機能低下の抑制につながっ
た一要因であることが示唆された.

このように理学療法士が社会貢献に果たす役割は大きいといえます。

そのため、デイサービスの中には高条件を出して理学療法士を確保しようとする施設もあります。

高待遇+重宝されるとなると理学療法士の職場として意外に狙い目なのかもしれません。

デイサービスのPT求人の探し方

デイサービス勤務に興味を持った方のために効率よく高待遇のデイサービスの求人を見つける方法を簡単に紹介しておきます。

無料サイトを活用しよう

国内には理学療法士専用の転職サイトはいくつかあります。

国内の理学療法士専用の転職支援サイト
  • PTOTSTワーカー
  • リハビリのお仕事
  • 介護JJ
  • PTOTキャリアナビ
  • PTOT人材バンク
  • ケアキャリ
  • マイナビコメディカルなど

たくさんあるんだね!

そしてこれらの転職サイトの多くが完全無料で利用することができます。

あとからお金を請求されないの??

転職支援サイトは施設側からPTの就職が決まったときに成功報酬という形でお金をもらいます。そのため、理学療法士からは利用料金を請求しなくても仕事として成り立つわけです。

さて、数ある理学療法士専用の転職支援サイトの中からデイサービスの求人に圧倒的に強いサービスを紹介します。

この転職支援サイトは2〜3個くらい登録しておくことをおすすめします。

サービスの複数登録を複数登録する理由

求人を出す施設がどの転職支援サイトを利用するかは分かりません。1つしか登録していないと自分の希望にぴったり合った求人を逃す可能性があります。チャンスをスルーしないためにも複数登録が吉です。

1.ケアキャリ

1つめはケアキャリです。理学療法士(機能訓練指導員)の求人数がNo.1です。

そして、無料登録すると非公開求人も見られるようになるのですが、この非公開求人では年収400万円以上や年間休日120日以上などの高待遇求人もあったりするので登録することをおすすめします。

今すぐに転職する気持ちがなくても、無料なので利用登録だけしておいて求人チェックするだけでも問題ありません。

ひとつ注意点ですが、ケアキャリがサービス展開しているのは東京・神奈川・埼玉・群馬・栃木・茨城・千葉と岐阜・愛知・三重の合計1都9県のみです。

この地域に住んでいる方はケアキャリと次に紹介する介護JJを登録、対象地域外の方はひとまずJJ介護を登録して様子を見ましょう。

2.介護JJ

介護JJは女性に大人気の転職支援サービスです。非公開求人も多いので、無料登録して求人をチェックしてみましょう。

デイサービス勤務は人によっては大アリ

生活環境や仕事に対するスタンスによって理想的な職場が変わってきます。

デイサービスは定時に帰りやすく、半強制的な勉強会もほぼないのが特徴的です。

仕事とプライベートを充実させたい方にとって理学療法士としてデイサービス勤務するのはアリだと思います。

職場によっては理学療法士の専門性を重宝されることもあるので、興味ある方はぜひチャレンジしてみてください!

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